社内のマニュアル冊子制作をより見やすく、何度も見たくなる、継続的に利用してもらうためにすぐできる工夫は「従業員の悩み困りごと」を入れること
こんにちは。グラスルーツ株式会社高橋です。多くの企業様でマニュアル冊子が存在します。種類も多く、営業上の流れや進め方を示したもの、事務の流れや進め方を示したもの、これらは営業に直結する部分ですから比較的従業員さん目を通す機会があると思います。
一方で、コンプライアンスマニュアル、安全マニュアル、情報セキュリティマニュアル、マナーなどのコミュニケーションマニュアルなどは、業務に直結しない部分もあるため、ないと困るけど従業員さんが見る理由がないため、後回しになってしまいがちです。
弊社では、漫画を含むマニュアル、冊子なども手掛けるため特に後者をつくるときのお客様の悩みや、制作上の従業員が何度も見たくなる工夫のポイントを紹介します。
◯マニュアル冊子を作るときの悩み
①一番多いのが、せっかく作ったのに引き出しの中に眠ったままになる。
②一度は見るけど、引き出しの中に眠ってしまう
間接的なものであればあるほど、上記のような結果になることが多くなりがちなようです。これらを防ぐためには、いくつかのポイントがあるので紹介します。
◯答えよりも困りごとに重点を置くのがポイント
そもそも従業員がなぜマニュアルや冊子を見るのでしょうか? 答えは2つしかありません。それは自分が困ったことがあったから。もう一つは、見たくなるような魅力的コンテンツだから。マニュアル冊子に性質上、目を向けたいのは1つめの困りごとです。
ほとんどのマニュアル冊子は、困りごとよりも答えに重点が置かれがちです。しかし、マニュアルを見る人は、いきなり答えを検索するのではなく、困りごとを検索するはずです。ですから、困りごとをきちんと示すことが重要なポイントです。そうすることで、従業員が何度も見たくなるわけです。
◯悩みや困りごとを深く感情レベルで伝えることが2つ目のポイント
そして、困りごとを描くときに、見る人に共感してもらえるようなストーリーが必要です。それはつまり、困りごとを、きちんと困りごとだと本人自身に再確認いただけるような提示の仕方である必要があります。
ここでおすすめなのは、漫画で描く困りごとです。1ページあれば困りごとを感情レベルで描くことも可能です。 また、もう少しすっきりと描きたい場合は、4コマ漫画でもわかりやすく悩みや困りごとを伝えることもできます。
◯ポイントをおさえれば悩みや困りごとがたくさんあれば、悩みや困りごとの度に見る
また、悩みや困りごとに重点を置くと、何度も見る理由になるはずです。だからこそ、余計に困りごとの質が高くなければいけません。この質が高いほど、マニュアル冊子を再び見る、何度も見る理由になるでしょう。
いかがでしたか。
弊社がマニュアル冊子制作を支援する場合は、内容はだけでなく見る人の動機を重要視します。過去には、社長さんの顔を漫画で描いて活用したこともあります。また、動機を作るわかりやすいポイントの一つは悩みや困りごとの描き方だと感じています。悩みや困りごとが感情レベルで伝わるほどのものであれば、困りごとそのものが良質なコンテンツになります。
ぜひ、困りごとの観点を活用してみてください。漫画を部分的にマニュアル冊子に提供する仕事もしていますので、ご興味ありましたらぜひグラスルーツ株式会社高橋までお問合せください。
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