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もっと気楽なキャリア開発を

更新日:2021年8月28日

組織に所属してからのキャリア開発でやることは概ね決まっています。


  • 自分を知ること、価値観や強みの再認識

  • 会社から期待されることの確認

  • 短期的、中長期的目標の設定

自分のやりたいことと、会社から求められることをすり合わせながら自分の仕事を考えていくという作業をしていきます。なぜこんなことをするのかと考えると、自分が何をやりたいのか? と会社での役割を考えることが、働くための原動力になるのでは?という考えがあるのではないでしょうか。


しかし、私個人の考えていうと、このような考え方が少し重たいなぁと感じてしまうこどがあります。

もう少し具体的にいうと、いつも自分の目的や目標を持つ前提、会社の役割を果たす前提が少し疲れてしまいそうな感じがするということです。


【私は何故うまれたか?】

根本的な話をすると、私は何故生まれてきて、何処へ向かうのか?と言う質問があったらこう答えます。


私が生まれたのは、母親が産んだからで私の意思とは関係ない。だから、そこに意味はないし、別に私が生まれた理由は私にはないから、その後私の人生に特に意味を持たせなくてもいい。別に意味を持っても良いしけれども。


こんな風に考えています。とくに意味はないと答えています。

そういうところからすると、意味付けすること自体が重たく感じてしまうのです。なんでもかんでも意味を持たすことに私は反対です。もっと単純にそのままを受けいれることの方が自然に感じます。


【何のために生きているか?】

では、何を求めて?もしくはそれに変わる考えで生きてきたかというと、いつも拠り所を探しているように感じています。それをしていると安心するとか、これならずっとしていられるという拠り所です。すくなくとも上昇するとか成長するとか発展的でなけれないけないという縛りは必要ないのではないでしょうか。


【自分は誰によって作られているか?】

また、そもそも自分は誰か?ときかれたら、自分の価値観とかそういうもの以前に、自分以外の他のものによって、自分はつくられていると思っています。もし、私一人だったらアイデンティティなんて言葉はうまれません。コミュニケーションそのものが必要はないですから、言葉もないし、自分が誰かなんて自分も考えられないはずです。だから普段アイデンティティとか、自分の強みとかがあるとしたら、そういうのは全部他人が与えてくれています。だから順番として、自分が何か考える前に人の話を聞いたり、期待に答え続けることに重点をおいてはどうかとおもいます。


ここまでで3つのこと、何故生まれたか?目的は何か?自分とはどういう存在か?の考えを話してきましたが、少し他人事に聞こえた人もいるかもしれませんね。

でも、これくらいの加減の方が、身軽で動きやすいと私は感じています。


そして、キャリア開発というか、良い会社や人生を送る大きなヒントは、人間関係そのものにあると思います。その関係によって自分がつくられ、私の場合の拠り所を見つけられる機会を作ってくれるわけですから。 

そうすると、何かに迷いを感じたら、目の前のことに仲間と一緒に一生けん命頑張るというのが、当面やることとして大切な気がしてなりません。

最後に補足ですが、価値観や強み、会社の役割のことを否定しているのではなくて、その前提にはもっともっと大事なことが隠れているような気がしてますという話です。

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