以前の記事でエッセンシャルワーカー向けの課題や対応について書いた記事がありますが、私はこうしたエッセンシャルワーカーと呼ばれる方々を応援したいという気持ちがあります。なかでも、建設、物流、工場での働き方にとても意識を向けています。
ここ数年は、業界の地位向上に役立つものはないかという視点でも商品開発を行なっています。
そもそもの話として、何故、そんな風に思うのかについて話をしていきます。
⬜︎学習することの難しさ
会社に務めていて、ルールを守りなさい、法律を守りなさい、仕事なんだからやりなさい。こんな感じで言われてやる学習は楽しいはずがありません。
そもそもの話、会社でおこなわる教育は、会社の業績向上のための教育ですから本来的に幼児教育や学校教育とは種類が違うわけです。だから、面白くなくて当たり前なんですね。
また、今の仕事の学習がとても楽しい人は、役に立ってるかは別にして自分のやりたい仕事につけている人です。しかし、多くの場合、やりたいという軸だけで、仕事を選んでいません。だからこそ、企業の教育が面白くなく感じるのは当たり前ともいえそうです。
ただ、それでも学習して前向きに働いていくことが、自分にとってとても大事なはずです。。だからこそ、応援する意味もよりあると私自身は感じています。
⬜︎私個人の経験a
私は、短い期間でしたが、建設関連の仕事に従事する機会をいただきました。施工を管理するという役割です。
建設にも様々な種類がありますが、この施工の管理は、人が寝静まる夜中に行うことが当たり前の仕事でした。
そんな仕事で、10日間連続で夜中に現場に立つ機会がありました。経験してない人にはわからないであろう感覚を私は覚えました。昼と夜の時間の感覚がわからなくなります。それが続くと、些細な物音で起きるような睡眠しにくい状態が普通になっていくのです。
深夜に、荷物を取りに100キロ以上離れた場所へ高速道路で往復することもありました。
高速道路には、とても多くのトラックがいつも走って、時にはサービスエリアが満車になるくらいトラックが止まっていました。
こんな深夜に驚くほどたくさんの人達が、働いていることに気づくことができました。
だから、何となくわかる気がするんです。お酒はダメと分かっていても飲みたくなる気持ちななんかがです。
毎日が少しでも明るく前向きになれるよう、環境全体やコミュニケーション品質を改善することを誰かが真剣に取り組まなくては改善はありません。そんなことを思いながら、色々な提案をお客様にしたいと思っています。
⬜︎私個人の経験b
先の個人的な経験でもう一つ大きな気づきがあります。それは、例えば建設の仕事は、下請け構造が深いわけですが、発注の最終は、一人親方をはじめとする個人事業者だったり、日本に出稼ぎにきて日本語がまだまだ不安な方だったりもします。本当に様々な人がいらっしゃるので、コミュニケーションがより難しいということに気づきました。
自社だけではなく、関係する顧客、下請けさんなど、全体で教育される構造がないと、コミュニケーション品質は上がらないでしょう。
その意味から、業界全体で、仕事の構造、お金の勉強、コミュニケーションなどについて学習する機会が必要だと感じました。
こうした全体に通じる取り組みはよりたくさんやっていきたいと思います。
⬜︎学習しにくい環境だが、社会性の高い仕事
例えば、トラックのドライバーという仕事はなくなるでしょうか? aiや、ロボットの発達で少しづつ変わっていくものの、目下では人手不足に悩企業様がほとんどです。 それくらい、私達は知らないうちに、トラックドライバーさんに依存しているのが現実です。
こうした仕事は社会性がとても高く、なくてはならない存在です。
社会性の高い課題に取り組めるという喜びのような気持ちも私にはあります。
私が取り組む理由なので、私個人の経験や気持ちなんかもたくさん入るところですが、グラスルーツ株式会社では、とにかく、建設、物流、工場での仕事には重点的に施策を展開していきたいなぁと思います。
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