安全、コンプライアンス、マニュアル冊子を何度も必ず見るようにするための具体的工夫や事例を普段、企業向けに、漫画やゲームやアニメを作って見てもらうプロが紹介します。
こんにちは。グラスルーツ株式会社高橋です。以前の記事では、安全、コンプライアンス、情報セキュリティなどの業務に間接的な内容の冊子を見させる工夫として、困りごとに目を向けるという要素を紹介しました。
この工夫はすぐにできるので、是非とも取り入れていただきたいです。
さて、今回はさらに踏み込んで、何度も見てもらうための工夫をいくつか紹介します。
◯マニュアル冊子の読みものとしての質を高める
マニュアル冊子ですから、読みものとして面白くないのは当然だと思うかもしれません。しかし、これらのテーマには人間の根源欲求を満たすような強烈なコンテンツの要素が含まれています。 弊社ではこのポイントに着目し、既に多くのお客様に漫画を活用してこのポイントを提供しています。
その強烈なコンテンツ要素は、「失敗」です。人間は他人の失敗か気になるものです。しかし、失敗を本当の意味で学習教材として利用している例はまだまだ多くありません。
コンプライアンス、情報セキュリティ、安全などのテーマにおいての失敗には、意図的なもの、うっかりなど両方ありえます。どちらにせよ、良い結果を生まない失敗のストーリーは社内にゴロゴロあるはずです。
このたくさんある失敗を再現度高く、感情に寄り添って見せていくことで、従業員の共感を得ていきます。
これかコンテンツの質を高めていくやり方です。 おそらく、文字だけでこれを伝えていくには限界がありますから、弊社が提供する漫画を活用するのが良いと思います。
◯何度も見せるための工夫
また、何度も見せるための工夫は別の機会にも利用することを想定した内容を作ることをお勧めします。
例えば、マニュアル冊子を配布後、研修会、チーム別の確認会などを行っていただくときの、ワーク用のツールが冊子の中に入れるなどです。
答えだけ書いてあるマニュアル冊子では、研修会、チーム別確認会で何をすべきかがわかりません。そこで以下のような具体的な検討内容(ワーク材料)を冊子の中に入れます。
①安全の場合は、冊子にワークツールを入れる。
四コマ漫画の、最初のコマと最後のコマたけ書いてあるものをいくつか用意します。研修会、チーム会では皆で意見を出し合い、2.3コマ目を考えだし、他のチームなどとも共有するなどをします。
この4コマ漫画を活用した方法は、弊社独自のトレーニング手法ですが、その考え方は、危険予知訓練のように予測することで、危険を回避することに非常に近いものがあります。
②コンプライアンスの場合は事前課題をいれる。
漫画を活用して葛藤する二つの考えかたを細かく描き、これをマニュアル冊子の付録としていれます。そして、研修会、チーム会では、これらの二つの考え方を、それぞれの人がどのように感じて、最終的にどちらの考えをなぜ選択するかを考えます。
いかがでしたか? マニュアル冊子を、きちんと活用するためには、予め活用方法をきちんときめて、複数回ふれる設計にした方が効果的といえます。
今回ご紹介したものには、どうしても社内だけでは実現が難しい部分もあるかもしれません。そんな場合は、ぜひ部分的に弊社を活用してみてください。
従業員が読みたくなるマニュアル制作にご興味いただけましたら、グラスルーツ株式会社高橋までお問い合わせください。
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