こんにちは。グラスルーツ高橋です。今回はスキル定着のための環境作りについて説明していきたいと思います。
弊社では、コーチングカードや、現在制作中のプレゼンテーションカードなどがありますがこれらは、スキルとしてわかりやすい代表的なもものではないでしょうか?
スキルをどのように定義すべきか?は、こちらの記事も是非参照してください。
弊社では、スキルの定義を練習訓練することで、特定の場面に置いて発揮される発言や行動と定義しています。
これには、アンチテーゼが含まれていて、例えば、問題解決力は弊社の場合スキルとは呼ばないようにしています。問題解決のフレームの手順に沿って考えたかどうかであればスキルとして定義できそうですが、それ以外の内容だとどのように評価したら良いかがわからないからです。 このように曖昧なスキルをより厳格に範囲を狭くしたものだけをスキルと呼ぶようにしています。
その定義にしたときには、スキルは必ず身につきますし、身につけたなりの発言や行動の変化は必ず生まれます。 今回は、それを身につけるための環境、つまり、訓練や鍛錬する環境の設定方法のポイントを解説していきます。
グラスルーツ株式会社では、訓練や鍛錬の補助ツールとしてスキルカードの販売をしています。日本のほとんどの会社で足らないのは、この訓練環境の設定だと感じています。
たくさん研修しているのに、何故何も変わらないのか?
こんな不安を感じることがあるなら、是非直ぐにでも取り組んでいただきたい内容です。
◯教えたスキルを身につけるべき項目に変える。
先程の話と同様ですが、まずは訓練して身につくスキルかの確認をしてください。いいかえると、客観的に評価可能なわかりやすい指標がえられるものとするのがよいでしょう。
例えば、自転車に乗る訓練は、5秒補助なしで乗れた。10秒補助なしでのれた。など客観的に評価できる指標が得られます。 従って、自転車に乗るスキルは、弊社のいうスキルには該当します。これはすごく大事なことです。
現在は、〇〇する力に溢れていますから、評価可能なものかどうかの確認をするべきです。
◯実践で活用させ、メリットを体感させる
先ずは研修などで知識をインプットする必要があります。インプットを正しく行うには、短い時間を複数会にわけて、研修会、知識の共有会などができると良いですね。
現在は、zoomなどを活用して簡単に1時間程度の研修が可能です。うまく時間を活用して、集中して学習できるとより効果的です。
その場か、その直後には実際に使ってみることをお勧めします。それも、ロープレのようなものではなく、利害関係のある存在と試す方が良いです。例えば、営業さんならお客様です。
結局、現場で働く人がスキルを身につける理由は、自分の仕事に役立つと思えるからです。であるならば、本当に効果的かどうかを早い段階で、テストさせるのが良いでしょう。
多くの場合、これすら出来ていないために、動機を形成すらできていない可能性があります。先ずは、メリットを体感してもらい、学びたい意欲を引き出しましょう。
仮に、メリットをすぐに得られない場合でも、他人の結果を参照してメリットが得られるまで続けることも大切です。
◯反応を本人がすぐに得られる環境を設計にする
すぐに得られる反応というのは、コーチングであれば、相手がコメントをしてくれるとか、自転車に乗る練習であれば、転ぶとか、なん秒乗れる等は、行動したときに起きる反応です。
この反応がないと、うまくいっているかどうかや、習熟度を知ることができません。環境を作るときに大事なのはこの、反応を得られる環境を設計することです。
◯周囲との比較などで継続させる
基本的には、反応があるということが継続するための大事な要素にもなりますが、加えて、他人がどうなっているか等がわかると継続するためのきっかけになりやすいと考えています。それは、単に、自分と他人を比較してできているできていないという事実を知るだけではなく、できている人に、なぜできているかを聞く等して習熟させていくためのヒントが得られるからです。
その意味では、あるまとまった集団で学習する、例えば企業の中で特定の層の人が一緒に学ぶことは良い構造だとも考えています。
いかがでしたか?
スキルを訓練、鍛錬して身につけるためには、必要な要素があります。
弊社のカード等をご活用いただくときにも、ぜひ参考にしてみてください。
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