この内容は特に以下の方におすすめです。
○社会人基礎力の柔軟性とは何かを知りたい
○柔軟性があっても実際の仕事では難しいことは何かを知りたい
○柔軟性をビジネスゲームを活用して鍛える学習する方法を知りたい
柔軟性とは?
経済産業省の社会人基礎力では、「柔軟性」を「意見の違いや立場の違いを理解する力」と定義し、「自分のルールややり方に固執するのではなく、相手の意見や立場を尊重し理解する」という例を紹介しています。
柔軟性を持つべき理由
柔軟性はチームで働いたり、仕事をするときには非常に重要な力です。柔軟性があることのメリットには以下のようなものが考えられます。
①他人と円滑に仕事が進められる
一つ目のメリットは、他人と円滑に仕事が進められることです。特に同じ職場の人であれば毎日顔を合わせる人もいるでしょう。長い時間を一緒に過ごす仲間だからこそ、良好な良い関係を保ちながら毎日を過ごしたいものです。
柔軟性があれば、意見が聞けるので、お互いの意見が理解されるため良好な関係を築けるようになります。
②チームや組織にとってより良い選択ができる
また、柔軟性が認められる場所では、様々な意見が出やすいことにも繋がります。チームや組織にとって、様々な意見がでるということは選択肢が広がることに繋がり、より良い選択をすることにも繋がっています。
③自分の考え方の幅も広がり、新しい挑戦や充実感に繋がる
3つ目のメリットは、自分自身の考え方が広がる点です。柔軟に相手を理解、認められない人は自分自身の考え方に固執している可能性があります。あまりに考え方に固執していると、周囲の人が自分を避けるようになる可能性もあります。こうなってしまえば、他人との関係を築くのが非常に難しくなるはずです。しかし、私達は一人ぼっちでは充実感を得られないようにできています。他人を認めて、他人との関わりを持つことで、日々の生活に充実感を感じることができるのです。
一つの解決策を一緒に作る難しさを知る
チームや組織で働く際に、柔軟に相手を認め、理解することをお互いに進めた場合にでも、難しい局面があります。それは何かを決めなければいけない時です。 例えば商品の販売に関するやり方、方法を全員で考えるとしましょう。
このような場合に様々な意見がでたとします。
様々な意見を全員が理解することもできます。
しかし、今取り急ぎ、全員で一つの方法しか選択できない場合、いったいどのように決めたら誰にとっても理解された、尊重された決め方となるのでしょうか。
このように相手の意見を尊重し、理解したとしてもその次のステップではそうはならない場合も実際の場面では存在するはずです。
尊重や理解をどのように次の行動に繋げていけるかが私達の課題ともいえるのかもしれません。単に柔軟性を学習するだけではなく、このような課題について検討していく必要があります。
柔軟性を鍛えるポイント
さて、ここからは柔軟性を向上させるポイントやそれらを学習、体験できるビジネスゲームをご紹介していきます。
①自分の考え方にこだわらない
柔軟になるために最も必要なのは、自分の考え方にこだわらないことです。自分の考え方は、自分のこれまでの経験によって作られていくものですが、それにこだわらなければいけない理由も、これから考え方が変わらない理由もありません。周りの環境に合わせて、自分の考え方もより良い方向に変化、発展させていくことがとても重要なことです。
②時間をうまく活用する
先ほど例に出したように、複数の意見から1つを選択しなければいけない状況においては、一時的に、誰かの意見は採用され、誰かの意見は不採用となるはずです。
このような場合に、時間の考え方をうまく導入することで全員の意見を活用する方向に導くことができるかもしれません。
例えば、今年はAさんの意見を、来年はBさんの意見を採用すると決定できれば、Aさん、Bさんの意見が時間軸は違うけれど採用されます。
このように、今の選択にこだわらず、時間をかけて、時間を活用して解決策を見出すような考え方も大切です。
「相手の気持ちを考えるゲーム」
このゲームは簡単なゲームで、2人1組になり、2人で1本のペンを持ち、協働で絵を描いていくゲームです。
1本のペンを二人で持って描くため、自分の思い通りにはいかないことがわかります。では、どうしたら前に進んでいけるのでしょうか?
それは実際にやってみて考えていただくのがよいでしょう。鉛筆と紙だけあれば取り組めるゲームです。
③自分とは違う立場に実際に立ってみる
3つ目は、実際に違う立場にたってみて、その人の考え方を知ることです。その意味で、何でもやってみる、挑戦してみることがとても大切です。
相手のことを理解すると言っても、想像や話で聞くことと、やってみるのでは全く見える世界も感じ方も異なるはずです。
「手の立場にたって考えるビジネスゲーム」
相手の立場にたって考えるビジネスゲームとして、グラスルーツ株式会社が開発する「役割を認識するゲーム」が非常におすすめです。
組織にある3つの異なる役割を体験しながら、役割ごとの悩み、課題を体験することが可能です。このビジネスゲームなら、実際にその立場に立つ経験となることで、その立場から見える景色を知ることができます。想像することと、体験することの違いをリアルに体験できるゲームともいえます。
相手の立場にたって考えるビジネスゲームの詳細はこちら
④一つの物事の複数の側面を考える
一つの物事の複数の側面を見る癖を作ることも大切です。
例えば、ある企業がたくさんの従業員を雇用してたくさんの利益を出していたとしましょう。
従業員がたくさんいることは、それだけで多くの雇用を生み出しているので社会の役に立っているはずです。また、利益がたくさん出ていることで、法人税をたくさん払うことができます。この点も素晴らしい点です。しかし、この会社では、多くの森林を伐採して商品を作っていたとしたら、自然環境を少しづつ破壊しついるようにも見方によってはできてしまいます。
このように、一つの事柄も見方を変えれば、別のことがわかる場合もあります。このように、複数の視点からものごとを考えることも柔軟性を向上させる鍵です。
「物事の複数の側面、視点がわかるビジネスゲーム」
このビジネスゲームでは、物事の複数の側面や視点を知るために、ある特定の行動を細分化していくこと個人対抗で行っていきます。
例えば、「朝起きてから学校にいくまでに行うこと」を5分程度で限りなく細分化していきます。すると、まず細分化した数による違い、細分化した視点による違いが出てきます。
その違いは、どのような背景から生まれたかをお互いに質問しながら聞いていくことで、様々な背景から生まれる視点を確認することができます。
いかがでしたか? 社会人基礎力の柔軟性を鍛えるには、難しさを知りながら、複数のものの見方をすることがとても大切です。
ビジネスゲームをうまく活用して、柔軟性のある人材作りをしていきましょう。
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