弊社では、主力商品として企業様に漫画を制作するというサービスを提供しています。商品のPRなどでも最近は漫画をよくみけますが、弊社の場合は従業員教育で利用することが多いです。従業員教育の場合には、漫画を読んでもらい、例えば法令をきちんと守れるよう啓発するとか、意識してもらうために利用します。
こうした内容を漫画で提供するポイントを解説します。
そもそも、最近多くの漫画で伝える◯◯が流行っているようにも思えますが、中には読むにたえないような漫画も存在します。 要するに、いくつかの重要なポイントが抜け落ちてるということです。今回は特に抜けがちなポイントを読みたくなる漫画の要素として紹介します。
①漫画絵になっているだけの漫画
だいぶ前から漫画絵になっている教材はあります。そもそも漫画とは、物語+作画で構成されています。漫画絵とは作画の部分だけ取り出した内容です。
もちろん、漫画絵を否定するわけではありません。漫画絵にするだけでも、活字よりは読みやすさを得られるからです。しかし、よく考えてください。
読みさすさは、読みたくなるものではありませんし、読み進めたくなるものでもありません。
漫画絵だけを活用する場合は、ターゲットが読む動機が既にあり、読み進めたくなる動機もあるが、活字が苦手という場合に利用するのが妥当です。
②物語がない=読み進めたくなる要素がほとんどない。
漫画絵だけなのに、あたかも読む動機を与えると勘違いさせる漫画がたくさん出回っています。
漫画には読みたくなるようなキャラクターなどを含めた原作、物語が必要なのです。
これがないと、漫画絵を活用しただけで、読み進めたくなる漫画にはなりにくいでしょう。
③読み進めたくなる要素には、起承転結が必要
漫画を活用した◯◯などの内容でよくみるのは、起承転結のない、物語風の内容です。これは本当に面白くありません。また、こういう本に限って解説的に言葉の説明をしてしまったりしています。
そもそも、何故漫画を利用したのか?に立ち戻る必要があります。具体的には、
漫画を活用するのは、
①活字が苦手な人でも読みやすい
②物語を追ううちに気づいたら知識が頭にはいる。
③なかでも、共感など感情の動きを伴うことで、学習感がなくなる。
こういうことを実現したいから漫画を利用しているのでらないでしょうか?
ここに立ち戻れば、解説的にすればするほど価値が下がることを理解できるはずです。いいかえると、読み進めたくなる要素をきちんと入れましょうということです。
④読みたくなる要素の設計
弊社が企業様に漫画を導入いただく際に気をつけているのは、漫画を読み理由です。漫画を手にとるまでの同線の設計ともいえます。これを読みたくなる要素と読んでぃす。
というのも、例えば、漫画で物語もあるとしても、その物語が面白いか否かは、その物語を読むまで決してまかりません。
つまり、読むまでの動線をきちんと描くことが、特に教育上は必要だと感じています。これは、読み進めたくなる要素ではなく、読みたくなる要素です。
この動線の描き方には弊社独自の進め方やテーマ性がありますの、知りたい方はぜひ、弊社までお問い合わせください。
⑤プロの原作者が必要
弊社が漫画を作成する場合、物語を作る原作者がヒアリング、取材をするところから入ります。漫画家には、物語をつくり、作画する人、作画だけをする人など、実は複数の役割があります。 教育及びプロモーションで何か一つしか拘れないとしたら、原作者の起用に拘ることをおすすめします。ここにプロがいることで、成果物の物語性、キャラクター性などが活きてきます。
この5つのポイントを満たした漫画であれば、きちんと読んでいただき、面白いと話題になるかもしれません。
今回描いたことでさえ、ご存知ない方も多いと思いますが、企業の教育で利用するときは、更に踏み込んだノウハウが複数あります。
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