こんにちは。グラスルーツ株式会社の高橋です。弊社ではコンプライアンスを自分のこととして捉えるための具体的は方法として、ビジネスゲームや、漫画、アニメなどを提供している会社です。
コンプライアンスは、知識を学ぶこと自体も重要ですが、難しさは啓発し意識してもらい続けてなければいけない点です。
この記事では、意識してもらうために企業を取り巻く環境を再確認してもらい、コンプライアンス啓発のヒントにしていただくために、コンプライアンス教育の重要な要素について、日々腹落ちさせることをテーマとして仕事をする立場から解説していきたいと思います。
この内容は以下の問題意識のある人におすすめの内容です。
◯コンプライアンスが厳しくなった理由についてより深く知りたい方
◯企業を取り巻く環境の厳しさで、従業員が感じてしまうプレッシャーについて知りたい
◯従業員に教育する上で特に重要に教育すべき要素について知りたい
コンプライアンスが厳しくなってきた本当の理由は2点です。
まず、コンプライアンスが厳しくなってきた理由について考えてみます。理由には実に様々なものがあります。例えば2000年以後粉飾決算などの会計的な法令違反が増えたことや、企業のグローバル化によって守るべき法律が増えたことなど、どれも理由として当てはまるものだと考えています。
しかし、それらの事象が何故起きているのかをもう少し深ぼっていくと意外にもシンプルな2つ程度の理由に分類できるのではないかと考えています。
①情報交換速度が早くなった
一つ目は、snsも含めたインターネット技術の台頭により、情報収集、交換がグローバルに簡単になったことです。企業のグローバル化を後押しするのも、インターネットの発達だといえるはずです。
情報交換のスムーズさは、効率化を産む一方で、非効率を産んでいる側面もあります。その一つが海外のコンプライアンスなどこれまでにない知識への対応です。
また、良い情報だけでなく、悪い情報に関しても世の中を一気に駆け巡ってしまいます。
そして、一気に駆け巡るだけではなく、これまで友達との会話だけで済んでいたものまで、一般に公開された瞬間に情報が渡ります。ことのとは、水面下に潜っていた情報までもが表に出やすい状況になってきたことだと言えそうです。
このようにインターネット技術発達の影響の一側面が、企業のコンプライアンス意識を高くせざるえない理由の一つになっていると考えています。
②日本の経済成長の停滞
二つ目の理由は経済成長の停滞です。かつては経済大国と呼ばれた日本もその成長は停滞しています。そして、停滞の理由、もしくは助長するような形で子供の数は減り、高齢者が増え、労働人口が減っています。
このような環境下においても、企業で働く人は成果が求められます。後ほど、もう少し詳しくでてきますが、この環境で企業で働く人が成果を出すために感じるプレッシャーは相当なものなはずです。プレッシャーが高いのに、周囲からは求められる構造そのものが、近年法令違反の多くを占めているのではないでしょうか。
コンプライアンス教育には不正のトライアングルという考え方がありますが、その中にでてくる動機を社会全体の構造が生み出している可能性があることにもきちんと目を向ける必要があるはずです。
企業で働く人が持つプレッシャー
次は、企業で働く人が持つプレッシャーについでもう少し考えてみます。
企業が働く人が持つプレッシャーやその場面を知ることでもう少し、不正の動機を生み出してしまう理由に目向けてみます。私達の働く環境で何気ないことでも人によってはプレッシャーとなり、そのプレッシャーが不正の動機になることも少なくありません。
このプレッシャーそのものは必ずしも悪いことばかりではありません。しかし、不正防止という観点からきちんと把握する、目を向けることは非常に重要なポイントだと考えています。
①ノルマから目標になってもプレッシャーは残る
現在はいわゆるノルマと課すという言葉は、ほとんど使われなくなりました。言葉はかわり、あくまで目指すものとして目標という言葉が利用されることが多くなってきました。
しかし、この目標という言葉に置き換わってもプレッシャーは少なからず残ります。さらに、ストレッチ目標という言葉にあるように、本人の成長を意図した育成を重視した結果、プレッシャーは少し高いレベルに留まることが現状です。
②何とかしたい気持ちが強すぎるというプレッシャー
目標に関連する部分もありますが、人によっては自分が設定した目標なのだから何とかして達成したいと強く思える人もいるのではないでしょうか? この場合、目標そのものが生み出したプレッシャーではなく、自分が自分に課したプレッシャーだと考えることができます。
そして、目標達成意欲の高さは、素晴らしいことである反面、それらを強く望むほど、あらゆる可能性を検討することになるはずです。あらゆる可能性の検討は結果的には不正を含めた選択肢である場合もあるはずです。
そして、普通は理性が働き、不正は頭の中で排除していきます。しかし、気持ちが強く、〇〇でなければいけないと思い込むと、うまく理性が機能せずよくない方向へと向いてしまうことがあるのかもしれません。
③弱みを見せにくいというプレッシャー
プレッシャーは企業の目標という点だけではなくもっと日常的な部分で生まれています。例えば、時間通りに出社することは社内規定で決まっているはずですから時間通りにくることは当たり前です。
しかし、この当たり前の設定が人によっては大きなプレッシャーになっていることを忘れてはいけません。
このように考えてみると、人によって苦手なことがありそうですが、それらが許されない環境になった場合、その人にとって固有のプレッシャーになります。さらに、このプレッシャーは多くの場合、人に打ち明けることができません。なぜなら、あたり前のことができないとは、いいにくい環境に置かれているからです。
様々な立場、考え方に目を向けるコンプライアンス教育の重要性。
これまで説明した、コンプライアンスが厳しくなる理由とそれらも含めて生み出しているプレッシャーはよりよくすることを検討できても、直ぐに改善することは非常に難しいはずてす。
しかし、一方で、様々なものの見方に触れる、自分とは異なる立場を理解することで、より多面的な考え方を持つことができます。そうすることでプレッシャーを感じても対応できるようになるはずです。
ビジネスゲームという体験と、物語の感情を上手く活用してコンプライアンスを防止する
グラスルーツ株式会社では、コンプライアンスを遵守するための教育方法として、様々なものの見方を自分自身ができるようになるための具体的方法として以下を推進しています。
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漫画で感情を動かす
弊社では漫画制作、作画風アニメ制作もコンプライアンスで利用できるものとして提供しています。
先ほど、プレッシャーの説明でもあったように一人一人の感じ方は、固有の物語として感情とセットで語られるものです。それを理解しようとするなら、そのことを再現できる漫画やアニメのようなツールが伝わりやすいはずです。
グラスルーツ株式会社が提供するコンプライアンス漫画配信サービスを利用すれば、さまざまなテーマからの選択、各企業様オリジナルの制作を組み合わせて、自社の従業員に漫画を活用して学習いただくことができます。
また、実際に使えるコンプライアンス漫画を無料でもらえるサービスも展開しています。
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いかがでしたか?弊社では、コンプライアンス遵守を目的に、様々なもの見方と、具体的な啓発ツール制作を提供しています。
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